グラナダさんぽ

世界遺産 アルハンブラ宮殿の街

アルハンブラ宮殿【カルロス5世宮殿】博物館&美術館を鑑賞する。

この記事では、アルハンブラのカルロス5世宮殿内にある博物館と美術館をご紹介します。

カルロス5世宮殿

博物館&美術館の場所

博物館と美術館はアルハンブラ宮殿の敷地内にある2階建てのカルロス5世宮殿にあります。※日本の1F→スペインの0F、日本の2F→スペインの1F。

1F (スペイン0F) : アルハンブラ博物館

2F (スペイン1F) : ベジャス・アルテス美術館

博物館はカルロス宮殿の入り口から入ってすぐ右手に。美術館は階段を上がるとすぐです。

 

交通アクセス

アルハンブラ宮殿の入り口「裁きの門」or「車両の門」から入って、道なりに歩くとカルロス5世宮殿に到着できます。アルハンブラ宮殿の見学チケットがある場合はもちろんメインエントランスの「アクセスパビリオン」からもアクセスできます。

アルハンブラ宮殿までの詳しい交通アクセスはこちらで↓

granadasanpo.com

 

アルハンブラ博物館

Museo de la Alhambra

ムセオ・デ・ラ・アルハンブラ

スペイン・イスラム美術の様々なコレクションを鑑賞することができる考古学博物館。特にナスル朝時代のものが豊富に展示され、当時のアルハンブラ宮殿での生活を彷彿とさせてくれます。写真はOKですが、フラッシュは禁止。所要時間は約30分。

【入館料】

 無料 

【開館時間】

冬期 : 10月15日~3月31日 

水~土:8:30~18:00
日・火:8:30~14:30
月:定休日

 

夏期 : 4月1日~10月14日  

水~土:8:30~20:00
日・火:8:30~14:30
月:定休日

5月~9月の土曜日
8:30~21:30

5月18日の国際博物館の日
8:30~21:30

 

【展示室】

展示室は年代順に7つに分かれてます。

SALA Ⅰ 

日時計、コーラン、コインなど。

SALA Ⅱ

アミール、カリフ時代のランプ、皿、水差しなどの日用品。

SALA ⅢA 

カリフ時代の家畜用の水飲み場など。

SALA ⅢB

タイファ~ナスル朝時代。ムラービト朝(11~12世紀)やムワッヒド朝(12~13世紀)時代の青銅製の香炉、火鉢なども。

SALA IV 

2頭のライオンなどやサンタ・マリア教会の洗礼盤として再利用されたナスル朝時代の噴水盤など。

SALA V

ナスル朝芸術の中で最も優れた作品の一つと言われる、白、青、金で装飾されたガゼルの壺。寄木細工の扉など。

SALA VI  

ナスル朝時代のスルタンの墓碑銘、中央には王座だったと言われている椅子。

SALA VII

特別展示ルーム。噴水の水盤、幾何学模様のタイルなど、多くはナスル朝時代の作品。

 

 

ベジャス・アルテス美術館

Museo de Bellas Artes

ムセオ・デ・ベジャス・アルテス

ベジャス・アルテス美術館は19世紀に設立され、幾度か移転を繰り返した後、20世紀にアルハンブラに移されました。その後の改修工事を経て今日の美術館に至っています。宗教画、世俗画、現代アートまで様々なスタイルの作品が鑑賞できます。期間限定の特別展示も開催されていて見ごたえたっぷり。写真はOKですが、フラッシュは禁止。所要時間は約30分。

【入館料】

 1.50€ (EU居住者無料)

アルハンブラ宮殿のチケットには入館料は含まれていません。

※観光用カード Granada Card をお持ちの方は入館料が含まれています。

【開館時間】

冬期 : 9月16日~6月15日

火~土 :  09:00 ~ 18:00

日・祝日 : 09:00 ~ 15:00

月 : 定休日 (祝前日を除く)

休館日 : 1月1日、6日、5月1日、12月24日、25日、31日

 

夏期 : 6月16日~9月15日 

火~土 : 09:00 ~ 15:00

日・祝日 : 09:00 ~ 15:00

月 : 定休日 (祝前日を除く)

 

【展示室】

まだスペイン美術として確立されていなかった15世紀末から現代までの様々なスタイルの作品が鑑賞できます

  • Pedro Atanasio Bocanegra ペドロ・アタナシオ・ボカネグラ スペインのバロック画家 アロンソ・カノの弟子
  • Juan de Sevillaフアン・デ・セビージャ スペインの国際ゴシック画家
  • Pedro de Mena ペドロ・デ・メナ グラナダ出身のバロック彫刻家。Alonso de Menaの息子。
  • José de Mora ホセ・デ・モラ  グラナダ出身バロック彫刻家
  • José Risueño ホセ・リスエーニョ グラナダ出身の画家兼彫刻家

 

宗教画の展示室の後は、17世紀の風景画、静物画、肖像画などの展示室へ。当時のスペインは宗教画が主流でしたが、宮廷界では世俗がも評価されていました。

その他、街の風景などグラナダをテーマにした作品やアルハンブラ宮殿をテーマにした作品の展示室も。

アルハンブラを開城したボアブディルの一家が宮殿から去っていく様子が描かれたManuel Gómez-Moreno マヌエル・ゴメス・モレノ の傑作も見物です。

 

20世紀に国際的に活躍した芸術家たちの作品の展示室では、踊るヒターノたちの通夜を描いたグラナダ出身の画家 José Mª López Mezquita ホセ・マリア・ロペス・メスキータ の大作が鑑賞できます。

 

更に進んでいくと現代アートの展示室へ。

現代アートを鑑賞した後、最後に特別展示室がありますヨ。

 

 

【参考サイト】

https://www.alhambra-patronato.es/descubrir/alhambra-y-generalife/museos/museo-de-la-alhambra

https://www.museosdeandalucia.es/web/museodebellasartesdegranada