今年もあっという間に12月。クリスマスまでカウントダウンです。
グラナダの街も賑やかになってきました。
反射してよく見えませんが…『ベレン』はクリスマスになると飾られるキリストが生まれた町を再現した人形や模型です。
街なかにはアスレチックやメリーゴーランドなど子供たちが喜びそうなイベントが登場。
でもクリスマスと言えば、やっぱり夜のイルミネーションですよね~
日本ではクリスマスのスイーツといえば、クリスマスケーキですが、スペインはラードやアーモンドなどのナッツ類を使って作った伝統的なお菓子を食べます。
★マンテカード
ラードで作った菓子
アーモンド、レモン、オリーブオイル、チョコなど色んな味があります。
★ポルボロン
ラード、アーモンドのナッツ類で作った焼き菓子
マンテカードより小麦粉の量が多く 焼き時間を少なく仕上げます。
ポロポロと崩れやすいです。
★ロスコ
ワインやアニス酒を使った焼き菓子
うちの子供たちが好きです。
★トゥロン
アーモンドやヘーゼルナッツなどナッツ類を蜂蜜や卵白と混ぜて固めたお菓子
柔らかいタイプと硬いタイプもあります。
私は柔らかいアーモンドのトゥロンか、チョコレートのトゥロンが好きです。
★マサパン
アーモンドと蜂蜜や砂糖を混ぜた焼き菓子
★ボンボン
普通のチョコレート菓子
クリスマス菓子は、だいたいハロウィン時期からスーパーで売られて、クリスマスシーズンが過ぎるとなくなるのですが、お土産で買うときはデパートでは一年中売っています。日本の上品な甘さに慣れている方には結構なヘビーな甘さですが、スペインのお菓子ということで食べてみるのも面白いと思います。
おススメの手作りのお店は『Sabor a España』
Sabor a España Plaza Nueva, Granada
Plaza Nueva, 14, 18009, Granada
スーパーよりはちょっとお値段が上がりますが、手作りのものはやっぱり美味しい。
子供たちはカウントダウンするチョコレートのアドベントカレンダーで、クリスマスを待ちます。
クリスマスが近づくと、殆どの家庭はツリーなどクリスマスの飾りつけやポインセチアの花を買ったりして自宅もデコレート。徐々に友人や職場の仲間たちとパーティが増えていきます。大人でもプレゼント交換をしたり。学校の行事も増えます。グループでプレゼント交換するときは、誰が誰にプレゼントを贈るのをクジ決めて当日まで内緒にしてサプライズにして楽しんだり。最近は、誰が誰に贈るかを決めてくれるクジのアプリを利用してます。
クリスマスのビックイベントの一つは宝くじ!スペインの習慣の一つと言っても過言ではないくらい宝くじを買う人は多いです。個人で買ったり、グループで一枚買って宝くじの裏に全員のサインをしたり。
そんな感じで、クリスマスまでは飾りつけ、プレゼント探し、大掃除などで慌ただしく過ごします。スペインだと結構子供がお願いしたプレゼントに頼まれたものが、大手のおもちゃ屋に行っても品切れ、サイズなし、色なし…なんてことが珍しくなくて、急いでAmazonで探しても12月に入ると希望の日に間に合わなかったりするんですよね…なのでクリスマスシーズンの私はいつも焦ってます。
キリスト降誕祭はカトリック教徒が大半を占めるスペインでは一年の中で一番重要なイベント。24日は仕事も午前中で終了。クリスマス・イブは家族とディナーをすることがメインです。
日本でのクリスマスメニューのイメージはターキーですが、スペインのクリスマスメニューは特に決まっていません。
一般的には…
前菜 (生ハム、チーズ、エビ、パテ、サラダ etc)
↓
スープ
↓
メインディッシュ お好きな肉、魚
↓
デザート
が基本です。そんな感じで各家庭それぞれで、毎年メニューを変えてる家庭が多いみたいです。ただ、決まっているのは、とにかく大量にご馳走が用意されること。
ホームパーティですが、クリスマス・イブは、ちょっとおしゃれをして親戚家族が集まります。我が家は年々普段着に近づいておりますが…
とにかくご馳走だらけになるんですが、ディナーの前から友人たちと乾杯していることが多いので、ディナーの前菜で既にお腹がはちきれそうです。そしてだいたい翌日に残ってしまうパターン。
乾杯では『カバ』スパークリング白ワイン ですが、各々ビール、ワイン好きな飲み物を飲み続け、楽しくお喋りしたり、踊ったり。宴の間には遠くにいて会えない家族に電話してお祝いの言葉を伝えたり、友人や職場の仲間にスマホでお祝いメッセージを送ったり…
宴が終わると就寝。
翌日はだいたい大人たちは遅く起きます。
そして良い子たちにはサンタさんからのプレゼントが来る家庭もあれば来ない家庭も…
『え?良い子たちへの子供たちへのプレゼントがない??』
安心してください。あります。
っというもの、スペインの伝統的な贈り物の習慣は、1月6日『Los Reyas Magos』の日なんです。
ソリに乗って煙突からやってくるサンタクロースではなく、ラクダに乗って地道にやってくる『Los Reyas Magos』がプレゼントを届けてくれるのです。
どういうこと!?と思った方は、ぜひこちらの記事もぜひ ↓
メキシコの友人から聞いた話では、メキシコのクリスマスはターキーを食べて、7つの大罪を象徴する『ピニャータ』と呼ばれるくす玉を割る習慣があるそうです。お菓子だけじゃなくてフルーツも入っていて、割ったときに面白いことになるらしいです。
国が違うとクリスマスの過ごし方も違うので面白いですね!